9月30日(イグノーベル賞、考えすぎの功罪など)

そろそろ添い遂げる覚悟が必要なのかと思うくらい靴擦れが一生治らないです。靴を変えるべきなのでしょうか...

 

①イグノーベル賞

9/16の朝に今年のイグノーベル賞が発表されました。研究室に所属する以前はおもしろ豆知識のような認識でしたが、卒論とはいえ研究に触れてから見てみると研究結果だけではなく、研究過程にも考えさせられることがありさらに面白いです。

 

今年のイグノーベル賞の中では経済学賞の

Talent vs Luck: the role of randomness in success and failureg

が面白かったです。人生はどうやったらうまくいくかを考えることが多いので、シミュレーション研究によってその一旦が示されたというのは非常に興味深いです。

この研究では才能は正規分布しているが、富はパレート分布に従うという現状から、成功は何によってもたらされるかがシミュレートされています。

①才能を0.3-0.9で正規分布になるように振り分け、才能に従って富が増える「幸運」と才能によらず富を減らす「不運」、何も起こらない「平和」の3つのイベントを定期的に起こすことで富の分配が才能と運によって表現する様子をシミュレートします。

これによると、どのシミュレーションの回でも一番のお金持ちは最も幸運のイベントを起こせた人だったらしいです。よく成功者が「自分は〜のおかげで成功した」などと理由づけを行いがちで、みんなありがたがって名言とかをリツイートしていますが、この研究に従うと彼らに成功をもたらした最も大きな要因は運だったということですね。身も蓋もねぇ。

 

実際の人生では、才能と環境がチャンスを引き寄せるということもありそうですが、(ex.世界人口の約30%は中国とインドだが、長者番付トップ10は90%がアメリカ)一定の信憑性はありそうに思えました。

 

学生をやっていると、社会貢献せねばならない、とか、成功せねばならない(=成功できんかったらゴミ)、地球温暖化を解決せねばならないし(←人生の目標なんですね)、それがうまくいかないなら死んだ方が良いとかの強迫観念に囚われることがあって、強迫観念により作業が進まなかったり鬱っぽくなることがしばしばありますが、そういうことできるかは運だよ〜って言ってもらえるとやれることやって失敗したらしょうがないみたいなマインドになれるので助かりますね。ありがたい。

 

②考えすぎの功罪

生きてて時々やらかすと考えればわかるでしょ、とかよく考えてから行動しなさいとか言われることがありますよね。ああいう言葉から、これまで考えれば(行動しなくても)人生におけるある程度の最適解はわかるだろうと思っていたのですね。でも最近そんなこと全然ないかもというように考えが変化してきました。自分は考えようとしなくても全然実用的じゃない考えとかが脳内にぽこぽこ浮かんでくるんですが(ラブライブ!のことりちゃんってどうやってあの髪型思いついたのやろ、など)、考えすぎって役に立ってないし、メンタルを傷つけることになるから程々にしとくのが最適解じゃね?と思いました。調子が微妙だったり、失敗した後だと思考がメンタルの自傷を始めます。不合理すぎ。バイトふやしてお薬もらってみたいなということは数年考えているので、やってみるかもしれません。